◆カイロプラクティックとは?


カイロプラクティックの歴史



カイロプラクティックの創設者は、カナダ生まれのアメリカ人D.D.パーマー(Daniel Devid Palmer)という人です。
彼は、1895年9月28日にアメリカのアイオワ州ダベンポートにて、使用人のハービー・リラードの背骨に対してアジャストメント(矯正)を行いました。これにより、ハービー・リラードが17年もの間苦しめられていた難聴が治ったのです。 これが始めてのカイロプラクティックの施術といわれています。
その後、彼はこの手技を「カイロプラクティック」と名付け、今日のカイロプラクティックの基礎を確立しました。
それから100年以上経った現在、ボキボキ骨を鳴らすテクニックから、患者さんが何をされているのかわからないようなテクニックまで、様々なテクニックが開発されています。



カイロプラクティックの目的



人体中のすべての生命現象は、脳・脊髄によってコントロールされています。そのコントロール信号は末梢神経によって伝えられます。これら末梢神経の多くは背骨から出ています。意識して動かせる筋肉や知覚、無意識下で自動制御されている内臓の活動、体温調整や呼吸や循環から細胞一つひとつの働きにいたるまで、すべてが神経によってコントロールされています。
これらの末梢神経が何らかの理由で、コントロール信号がうまく伝えられない状態が起きることがあります。多くの場合、背骨の骨変位による神経圧迫が原因で、痛みを始めとした様々な症状を引き起こします。(この状態をサブラクセーションと呼びます)。
この問題を手技矯正(アジャストメント)による施術で改善し、脳からのコントロールを100%の状態にすることで、人間本来の自然治癒力、生命力を最高の状態にする。これがカイロプラクティックの目的です。


サブラクセーション

ある筋肉や内臓をコントロールしている末梢神経があるとします。それが背骨の骨変位による神経圧迫(サブラクセーション)によって正しくコントロールされていないと、筋肉では痛みや緊張、シビレ、ひどい場合は麻痺といった症状がでます。内臓では多くの場合、自覚症状があまりないのですが、放っておくと様々な疾患の原因になることがあります。


人体の補正作用

カイロプラクティックでは、様々な検査法でサブラクセーションを起こしている根本原因を探り、アジャストで除去して行きます。検査の結果、根本原因が、痛みが出ている場所とはまったく違う場所であることが多くあります(たとえば、腰痛なのに根本原因が首や骨盤にある場合)。それは人間の身体の補正作用というメカニズムが関わっています。
たとえば、首の骨が頭を右に傾けるような骨変位を起こしていると、人間の身体は目線を水平に保つために、その傾きを直そうとしてどこかを左に傾けます。その補正作用が腰で起これば、腰に痛みが出るかもしれません。しかしその痛みは、いくら腰を治療しても、始めに変位した首を治さない限り、また再発します。特に長年患っている症状では、そのような補正が何重にも重なっている場合が多く、根本原因にたどり着くまで複数回の施術を必要とします。


当院では,それぞれの患者さんに合った

[=効果のある]

テクニックをその都度選択して施術していきます。



本来は予防医学

カイロプラクティックとは本来は予防医学です。多くの患者さんは症状が非常に悪化してからいらっしゃいます。私もかつてはそうだったので、気持ちはわかります。
しかし、症状が大きくなる前に原因を取り除いてしまうのが、結局一番安全であり、本来のカイロプラクティックの姿なのです。


全ての人の身体に本来備わっている「病気や怪我を治そうとする治癒力」は非常に強力であり、尚且つ非常に厳格に働きます。

カイロプラクティックはこの作用を引き出すことができる療法です。

この「力」が常に備わっている状態が、多くの薬に頼らずとも健康でいられる、人間本来の姿なのです。



ですから、身体の調子がなんとなく「おかしいな」と感じたりしたときなど、ある程度定期的にカイロプラクティックの施術を受けることをお勧めしています。




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