◆頭痛とは?

頭痛は、腰痛同様、非常に多くの人を苦しめているにも関わらず、病院に行っても痛み止めの処方しかされないことが多い症状です。
何十年も患い続け、頭痛薬を飲み続けている人も珍しくありません。そんな薬漬けの生活に危機感を感じた方が当院を訪れます。
カイロプラクティックの施術によって痛みが消失すると最も驚かれるのも頭痛です。

頭痛にも様々分類する事ができるとされています。


頭痛の種類


頭痛の原因はまだまだ研究段階であり、脳出血のような危険な場合でも全く痛みがない場合もあります。そもそも「痛み」というものそのものが、まだよくわかっていないと言ってよいと思います。
多くの「痛み」とは、身体の異常を本人に知らしめる為に発症し、主にその異常が起きている部位を痛くします。ところが、腰痛、肩・首痛でもそうですが、痛みがある部位に異常があるとは限らない場合もあります。頭痛とはその最たるもので、ほとんどの頭痛は頭自体に異常があるわけではありません。
脳自体に知覚はありません。痛みを感じるのは知覚神経がある脳膜と言われていますが、脳膜以外で頭痛として感知する痛みも存在するとされています。
ここでは症状の特徴から分類されたものを主に紹介します。



片頭痛:

左右どちらかに偏った頭痛の総称として使われる呼び名であり、症病名ではなく単に症状を表すものです。片側の目の奥が痛いなど、最も多くの人が訴えるのがこの片頭痛です。


拍動性頭痛:

この頭痛は名前の通りズキズキと脈打つように痛む頭痛で片側性の場合が多いようです。これも傷病名ではなく症状の呼び名です。


高血圧性頭痛:

後頭部から頭頂部に起こる拍動性の頭痛で、頭の動きによってはめまいを発症することもあります。血圧がかなり高い場合が多く、まずは専門医による血圧のコントロールが前提になります。


群発性頭痛:

一定期間を空けながら再発を繰り返し(群発)、発症期間中はほぼ毎日、日に2〜3回の痛みに襲われます。片側の眼の奥やまわりが痛いと訴えることが多いようです。痛みは非常に激しく、時には涙や鼻水を伴うことがありますが、吐き気などはないといわれています。他の頭痛が比較的女性に多いのに対し、この頭痛は若い男性に多いとされます。原因ははっきりしていませんが、飲酒や喫煙が頭痛発作の引き金になることから、頭部の血管の収縮が痛みに関わっているのではないかと考えられています。


消化性頭痛:

食事後1〜3時間に出現する頭痛。食後に低血糖になる人や、単に「胃炎」起こしている人が発症することもあります。


洞性頭痛:

眼や鼻、頬の骨の中にある副鼻洞(腔)と呼ばれる空洞に炎症が起きる(副鼻腔炎)ことによって生じる頭痛。


顎関節に関係した頭痛:

顎関節症などで起こるとされる頭痛です。顎関節がズレを起こしていることで、歯の噛み合わせが悪くなり頭蓋骨も歪ませてしまうといわれています。これにより頭痛をはじめとしたさまざまな症状が引き起こされるとされています。背骨(首)を整えることによって治る場合も多くありますが、逆に歯並びの問題でかみ合わせが悪くなっていることもあります。その場合は歯科医に相談することをお勧めしています。


これら頭痛に対する当院での施術


頭蓋骨のうち後頭骨や側頭骨には多くの筋肉が肩や背骨、鎖骨や肋骨などから付着しており、これらの筋肉たちが頭を支えています。これらの筋肉の一部が過緊張を起こすことで頭痛が発生することがあります。まず、この無駄な筋肉の過緊張を取り除き、この筋肉の過緊張がその後も起きにくくする全身の調整を行います。
実際は、頭に直接関わらない要因で発症する頭痛がほとんどなので、全身をくまなく検査して問題点を見つけ出して施術を行い、身体の状態を改善していきます。
当院ではどの患者さんも最終的には頭蓋骨-背骨-骨盤が正しく呼吸運動する状態を目指します。頭蓋骨も呼吸するように動いているのが正しい状態であり、この動きの悪いことが人体の様々な不調の原因になると考えられています。頭蓋骨の動きをつけることによって、初めて緩和される頭痛もあります。


危険な頭痛


頭痛にも命に関わるような危険なものもありますが、急激に襲われる激甚な痛みもあれば、軽い外傷から何日もかけて痛みが増してくるものもあります。

・バットで頭を殴られたような突然の激しい痛み
・何日もかけて(少しずつ)増悪し続ける痛み
・頭痛とともに、手や足に力が入らない、痺れるなどの神経障害が出たり、意識を失う


などの症状があった場合は直ちにしかるべき病院で検査を受けなければなりません。手や足に麻痺症状が出た場合などはその場で救急車を呼んでいいレベルです。
上記のような症状がなくても「いままでの頭痛と違うな」と感じたら、一度病院で診てもらうことも必要だと思います。

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